神泉苑は、平安京造営の際(794年)につくられた、天皇のための庭園で、かつては皇族しか入れない禁苑でした。もともとこの地にあった池を整備し庭園にしたといわれ、神泉苑という名前も清らかな水が湧きでているところからつけられたといいます。天長元年(824年)、日本中が大干ばつにみまわれたとき、弘法大師(空海)が神泉苑の池畔にて祈り、「善女龍王(ぜんにょりゅうおう/八大龍王の一尊)」という水の神様をよびよせて、雨を降らせたという話が今も残っており、このとき以来、神泉苑の池には善女龍王が住んでいるといういわれ、怨霊(おんりょう)封じの御霊会(ごりょうえ)が行われたりするなど都にとっては特別な場所として考えられてきました。境内には願いを心に念じながら渡ると叶うという赤い橋「法成橋」があり、開運スポットとしても人気があります。

時間庭園拝観時間:8:30~20:00
寺務所(授与所・御朱印):9:00~17:00(御朱印受付は16:30まで)
所在地〒604-8306 京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167
TEL075-821-1466
ホームページ 神泉苑 
http://www.shinsenen.org/

share