奈良時代の高僧、行基菩薩が養老5年(721年)に創建し、東大寺大仏建立のための布教活動の拠点としたお寺です(行基菩薩はこの寺で入滅されました)。本堂は、東大寺造営の際の大仏殿の雛型として建てられたとの伝承から「試みの大仏殿」と呼ばれています。蓮の名所として名高く、6月中旬~8月中旬には250鉢の蓮が境内を華やかに彩ります。

喜光寺の弁天堂には宇賀神(うがじん)が祀られています。宇賀神は、とぐろを巻いた蛇が鎌首を持ち上げ、長い髭をたくわえた老人の顔を持つ神秘的な姿をしており、神仏習合以前はお稲荷さんに代表される穀物神であり、神仏習合以後は弁才天の水神信仰と龍蛇神が合わさった神と伝えられます。福の神として崇められ、弁才天と同一視されています。喜光寺の宇賀神王(うがしんのう)は秘仏で、普段は見ることができませんが、正月の1月1~15日、6~8月に開かれるイベント「奈良・西ノ京ロータスロード」の期間中に公開されることがあります。
※詳細は下記ウェブサイト等でご確認ください。

あをによし なら旅ネット(奈良県観光公式サイト)
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/01north_area/kikoji/
時間通常 9:00~16:30
※蓮の開花時期の7月中の土日・祝日は7:00~16:30
※最終受付は16:00
拝観・利用料《一般の方》
大人 500円
子供 300円(小・中学生)

《団体(30名以上)》
大人 450円
子供 270円(小・中学生)
※高校生以上は大人料金
※未就学児は無料
所在地〒631-0842 奈良県奈良市菅原町508
TEL0742-45-4630
ホームページ 喜光寺 
http://www.kikouji.com/
備考駐車場あり(20台・無料)

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