鎌倉時代に亀山法皇が離宮を寺に改めたのにはじまる臨済宗南禅寺派の大本山。三門は寛永5年(1628)に再建されたもので、楼上から京都が一望できる。御所の建物を移築したという方丈には、狩野派の襖絵があり、小堀遠州作と伝わる方丈庭園は石組みの配置から虎の子渡しの庭と呼ばれている。境内を横切る赤レンガのアーチは明治時代に琵琶湖疏水を引いた水路閣で、春は桜並木が美しい。
 法堂の「雲龍図」は明治から大正にかけて活躍した京都画壇四条派の日本画家・今尾景年の筆による大作。法堂は明治26年(1893)に焼失しており、同42年(1909)に再建された際に本図が描かれました。普段法堂には入れませんが、外側から見ることができます。

南禅寺は左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。南禅寺の龍は中心となる法堂に描かれていますが、法堂内に入ることはできません。しかし外側から見ることができるので、是非一度は見て頂きたい龍です。南禅寺の法堂は戦で2回焼失しており、現在の法堂は1909年に再建されたものです。天井に描かれている龍は再建されたときに日本画家の今尾景年が筆をとりました。他の場所と比べると掠れ具合や色合いに味があり歴史を感じることのできる画です。他の龍と違い緑や赤が目立つ配色になっているところも注目ポイントです。

時間【12/1~2/28】8:40~16:30
【3/1~11/30】8:40~17:00
※拝観受付は拝観時間終了の20分前までとします。
※年末(12月28日~31日)は一般の拝観をお断りします。
※年始は休みません。
拝観・利用料【方丈庭園】一般/600円 高校生/500円 小中学生/400円
【三門】  一般/600円 高校生/500円 小中学生/400円
【南禅院】 一般/400円 高校生/350円 小中学生/250円
所在地〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町86
TEL075-771-0365
ホームページ 南禅寺 
http://www.nanzen.net/
備考駐車場あり

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