和銅3年(710)の平城遷都の際、藤原不比等は土師(はじ)氏から土地を譲り受け、邸宅を構えた際、北東隅にあった寺院は壊さずに残しました。この寺院が海龍王寺の前身です。

不比等の没後、娘の光明皇后が相続し、邸宅は皇后宮となります。皇后は遣唐留学僧・玄昉(げんぼう)が仏法をたずさえ無事に帰国することを願い、寺院の伽藍を整備しました。

天平7年(734)に玄昉が帰国すると、聖武天皇・光明皇后は最新の仏教や鎮護国家の基礎となる仏教政策を学んだ玄昉を重用し、内裏に近いこの寺院の住持に任じます。

玄昉が唐からの帰路、暴風雨に遭遇するも『海龍王経』を唱え無事に帰国を果したことにちなんで、寺号が海龍王寺と定められました。

時間9:00~16:30 (特別公開時は9:00~17:00)
※16:30および17:00で退出していただきます
拝観・利用料大人/500円 中高生/200円 小学生/100円
(特別公開時は 大人/600円 中高生/300円 小学生/100円)
※8月12日~17日、12月24日~31日は行事のため閉門
所在地〒630-8001 奈良県奈良市法華寺町897
TEL0742-33-5765
ホームページ 海龍王寺 
https://kairyuouji.jp/

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