奈良県宇陀市は龍神伝説が数多く残る地で、龍神を呼び雨を降らした伝説(京都神泉苑)でも有名な空海が若き日に修行をした地としても知られます。室生龍穴神社は、境内に大きな杉の木が立ち並び、厳かな雰囲気と静けさにあふれた、とても神秘的なベールに包まれた神社です。

当社の上流には龍神が住むと伝わる「妙吉祥龍穴」があり、古代から神さまを祀る神聖な「磐境(いわさか)」とされてきました。奈良時代から平安時代にかけて朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれ、今でも、その儀式は行われています。

このエリアは、室生火山群に属していることもあり、独特の形状をした山や岩が多く、山中には奇岩や洞穴も多く見られます。こうした地形から、この地には、「九穴八海(くせんはっかい)」という伝説が伝えられています。これは、3つの龍穴と6つの岩屋を「九穴」とし、5つの渕と3つの池を「八海」としており、それぞれの場所には、そのスポットならではの伝説が残っています。(各名称などの詳細は、下記サイトをご参照ください。)

宇陀市観光協会情報サイト/龍穴神社
http://www.city.uda.nara.jp/sin-kankou/guide/shrine_temple/s09.html

写真:PIXTA

御祭神高龗神(たかおかみのかみ)・竜神・竜王
所在地〒633-0421 奈良県宇陀市室生1297
TEL0745-93-2177
ホームページ なら旅ネット 
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/01jinja/03east_area/ryuketsujinja/

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