安曇野にある白骨温泉(しらほねおんせん)近くの龍神の滝は、全国でも数少ない潜流爆(せんりゅうばく)が見られる滝として、滝好きのあいだではちょっと知られたスポットです。潜流爆とは、地下水や伏流水など本来は地中に流れる水が、岩や地表の割れ目からにじみ出して形成される滝のこと。この龍神の滝は、地下水が石灰岩を溶かしつくられた鍾乳洞の穴から伏流水がしたたり落ち、その水が集まって、約20メートルの滝をつくっています。

滝にはいろいろな形がありますが、川の流れが川床の高低差によって流れ落ちるものが多いので、潜流爆はとても神秘的に映ります。実際、昔からここには水神様が住むといわれ、龍神の滝と名付けられたそうです。

その他の潜流爆が見られる滝スポット

・白水の滝(大分県竹田市)
・白糸の滝(静岡県富士宮市)
・吐龍の滝(山梨県北杜市)
・龍神の滝(長野県松本市)
・白髭の滝(北海道美瑛町)

写真:PIXTA

所在地〒390-1515 長野県松本市安曇白骨温泉
TEL0263-93-3251(白骨温泉観光案内所)
ホームページ 白骨温泉観光案内所「しらほね」 
http://www.shirahone.org/history-and-highlights

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