信州一大きなこの湖(湖周15.9km、面積13.3平方km)は、諏訪盆地の真ん中に位置しています。諏訪湖は、東西南北の諏訪大社四社に守られるように存在しているのですが、この諏訪大社に龍神伝説が伝えられています。

一説には、乗鞍岳には龍神が住んでおり、頭は乗鞍岳の権現池に、胴体は乗鞍高原の御池に、心臓はその御池の真ん中にある「祠」で、尾っぽは諏訪湖にまでつながっているといいます。諏訪湖が全面凍結し、覆った氷が寒暖差で膨張と収縮を繰り返し氷が筋道を見せる自然現象「御神渡り(おみわたり)」も、龍神様の仕業だという人も。ただ実際、諏訪湖のまわりの神社やお寺には龍の彫刻が数多く残っており、昔からこの地の人々が龍神を敬っていたことが伝わります。

※御神渡りは、神事をつかさどる「八剱(やつるぎ)神社」の認定を受けて、はじめて正式な「御神渡り」となります。「御神渡り」の筋道は古くから、諏訪大社の「男神さま(上社)」と「女神さま(下社)」を結ぶ道だといわれています。

諏訪湖は、全国有数の規模を誇る花火大会「諏訪湖祭湖上花火大会」が夏の風物詩として有名ですが、晴れた日には美しい日本アルプスが望め、晩秋から冬にかけては白鳥の飛来が見られるなど四季折々の風景も魅力的です。

写真:PIXTA

所在地長野県諏訪市
TEL0266-58-0120(諏訪市観光案内所)
ホームページ 諏訪市観光ガイド 
https://www.suwakanko.jp/story/諏訪湖・美術館/

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