落差16mある一の滝、岩棚に当たりながら落水する二の滝をはじめ、三の滝、えびす滝、あんま滝、昇竜の滝、梵天の滝と7つの滝が連続する景勝地です。緑深い山の中で水しぶきを上げる姿は、その昔、雄竜と雌竜が互いを慕って呼び合ったという伝説があります。

この付近は竜吟峡と呼ばれ、その北にある竜吟湖まで散策できるハイキングコースが整備されています。落葉広葉樹が多く、四季折々の自然を満喫でき、シデコブシやヒトツバタゴなど貴重な植物も見られます。

▼竜吟峡の滝伝説

昔々、不動川の一の滝には雄竜が、二の滝には雌竜が住んでいました。2つの竜は互いに鳴き声を交し合い、のどかに暮らしていました。ある年のこと、この村に大干ばつが襲いました。夏の陽射しがギラギラと照りつけ、田畑は干からび、稲も作物もすべてが枯れ果てようとしていました。村人たちは困り果て、最後の手段として不動川の竜に雨ごいをしょうと決心しました。

8月の満月の夜。村人たちは必死に祈り続け、月が丁度真上に差し掛かったときです。突如、滝つぼの水が大きく盛上り、天を裂くような大きな鳴き声が轟き、雄の竜が天に向かって昇り出しました。すると、それに呼応するかのように雌竜が甲高い鳴き声を上げ、共に空に舞い上がりました。2匹の竜は絡み合いゴロゴロと天を走ったそのとき、大粒の雨が降り出しました。それ以来、干ばつもなく、水の豊かな土地となり、滝は「竜吟の滝」と呼ばれ村人たちを守っています。
瑞浪市HP

写真:PIXTA

所在地〒509-6472 岐阜県瑞浪市釜戸町1069-307
TEL0572-63-0015(瑞浪市自然ふれあい館)
ホームページ 瑞浪市自然ふれあい館 
http://www.ryugin-taki.jp
備考駐車場有り/中央自動車道 瑞浪I.Cより約15分(瑞浪市自然ふれあい館/交通アクセス http://www.ryugin-taki.jp/access)、電車:JR釜戸駅より徒歩約20分

share