琴浦町赤碕に建つ神崎(かんざき)神社。正確な創建由緒は判っていませんが、室町時代末期に創建されたといわれています。地元では「荒神(こうじん)さん」の愛称で親しまれており、水産開運や、牛馬の守護神として県内外から厚い信仰を集めている神社です。

本殿は鳥取藩のお抱え宮大工・小倉園三郎によって嘉永6年に建立され、その孫である小倉平次郎により明治12年に拝殿が建築されました。本殿と拝殿の扉・向拝は県の文化財にも指定されており、芸術品と思えるほどの彫刻が随所に施され、国内外の旅行客やメディアからも注目を集めているスポットです。

パワースポットとしても人気!迫力満点の龍
では、さっそく参拝と合わせて、見事な龍の姿を拝んでみましょう。豪快な刀法で彫られた龍は向拝の天井にいるとのことです。大注連縄を通り過ぎると、拝殿の台の貼り紙がすぐに目に入ってきます。貼り紙に促されるように天井を仰いでみると、今にも飛び出してきそうな龍の彫刻がギロリと睨みをきかせています。

豪快で荒々しさも感じられますが、よくよく見てみると鱗や目など細かい部分までしっかりと彫られています。

この龍は、海から幸せを運んでくれる龍神で、龍が握っている玉は「幸せの玉」と呼ばれています。

この玉の真下で家内安全や縁結びなどの幸せを願うとご利益があるとされていて、パワースポットとしても注目を集めています。

龍が持つ玉の下には判りやすく「宝珠の真下」と示されているので、こちらの真上に立って、ぜひ見事な彫刻の龍神さんに幸せを願ってみて下さいね。

御祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと)
所在地〒689-2501 鳥取県東伯郡琴浦町赤碕210
TEL0858-55-0598
ホームページ 神崎神社 
http://kanzakijinjya.com/

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