猪苗代湖の東寄りに、三把菅(さんばすげ)というとても深いところがあり、龍神が住んでいるといわれる。昔、湖南秋山の舟方衆が米を満載して上戸に向かい、三把菅を通りかかった際、舟が大揺れして湖面吸い付き、一同は真っ青になった。
舟は次第に沈み始め、これは龍神の祟りと、米俵を湖に投げ入れ龍神に奉献し、一同助け給いと祈ったところ、どうにか難所を抜け出ることができた。その後、三把菅を通る時は、どうか通らせ給いと祈るようになった。すると、水底から「通られい」と龍神の御声が聞こえるそうな。

所在地福島県会津若松市
ホームページ 龍鱗 
http://www.hunterslog.net/dragonology/DS/07203j.html

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