陽成天皇が、元慶8年(884) 大かんばつのとき、菅原道真に降雨を祈らせたことから「雨降り大明神」とも呼ばれます。社殿の前を流れる津田川の上流には滝があり、日照りには、この水をさらえて神前に祈ると、必ず雨が降ったことから「雨降りの滝」と呼ばれています。また、神社の森には、くすのき・やまももなど、約70種の暖帯樹が茂り、市の天然記念物となっています。雨降りの滝は、神殿前を流れる津田川の上手にある滝を言います。また、滝と緑の景観が素晴らしく、大阪府の「みどりの百選」の一つに選ばれています。

意賀美神社に鎮まる龍神様の霊験は、民衆の目でも確認されています。いまから400年ほど前、全国的な大飢饉(だいききん)に見舞われたとき、意賀美神社に108の村が集まって闇龗神に雨乞いをします。
「もし願いをかなえて下さるのであれば、川向うから神社まで金属の橋をかけてご恩に報います」そう念じながら祈願したところ、突然豪雨が降り出し、乾いた大地も一気に潤いました。
神秘の雨を前に、農民らが涙を流したと伝わります。

御祭神闇龗神(くらおかみのかみ)
所在地〒596-0844 大阪府岸和田市土生滝町17
TEL072-423-9486(岸和田市役所観光課)
ホームページ きしわだSIDE 
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/kishiwada-side/amehurinotaki.html
備考駐車場あり(2、3台)

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