昭和11年12月16日、当時の文部省から『天然記念物及び名勝』に指定された吹割の滝は、高さ7メートル、幅30メートルにおよび、ごうごうと落下・飛散する姿から東洋のナイアガラとも呼ばれています。『吹割の滝』の名は、凝灰岩・花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから生まれました。
吹割の滝は、その昔「竜宮」に通じていると信じられていました。そのため、村で振舞ごとがあるたび吹割の滝を通じて
竜宮から膳椀を借りたそうです。お願いの手紙を滝に投げ込むと前日には頼んだ数の膳椀が岩の上にきちんと置かれていました。
ところが一組だけ返し忘れてしまったことがあり、それ以来膳椀を貸してもらえなくなったそうです。
今でもそのとき返し忘れた膳椀は「竜宮の椀」と呼ばれ大切に保存されています。

所在地〒378-0303 群馬県沼田市利根町追貝
TEL0278-56-2111(総務部 利根支所 観光係)
ホームページ 沼田市 
http://www.city.numata.gunma.jp/kanko/fukiware/1003062.html
備考駐車場あり

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