那智の滝及び熊野那智大社は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成遺産に指定されています。熊野那智大社の主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。夫須美は「結び」を意味することから、多くの人がご縁や願いを「結ぶ場所」として参拝しています。

熊野那智大社は仏教における「観音信仰」の聖地でもありました。インドの僧・裸形上人(らぎょうしょうにん)が那智の滝で修行を積み、草庵を作ったのがこの熊野那智大社の場所だったのです。今では「那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)」と呼ばれ、熊野那智大社の神社の隣に寺院として姿を留めています。

那智山青岸渡寺の赤い三重塔は美しく自然に映え、那智の滝を背後に写真を撮る人が後を絶たない有名な撮影スポットです。

別宮飛龍神社/社殿はなく、滝そのものがご神体で飛龍権現と呼ばれた神の御座所でもあります。ここ那智の滝には、龍が眠っていると言われています。

御祭神第一殿 滝宮 大己貴命(おおくにぬしのかみ)
第二殿 証誠殿 家都美御子大神(けつみこのおおかみ)
第三殿 中御前 御子速玉大神(みこはやたまのおおかみ)
第四殿 西御前 熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
第五殿 若宮 天照大神(あまてらすおおみかみ)
第六殿 八社殿 天神地祗(あまつかみくにつかみ)
時間正式参拝/8:00~15:30
拝観・利用料お滝拝所舞台・参入料 大人:300円 小中学生:200円 未就学児:無料

正式参拝/お初穂料:5,000円~、団体:10,000円~ 20名以上:お一人500円~
参拝時間:約30分
参拝後:ご本殿にて神職による由緒等の説明
所在地〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL0735-55-0321
ホームページ 熊野那智大社 
https://kumanonachitaisha.or.jp/
備考駐車場あり(30台)※神社防災道路通行料800円が必要

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